基礎を解体するには?工事の流れ・注意点を紹介

住宅の建て替えやリフォームなどでは、既存の基礎を解体して撤去する工事が必要になる場合があります。しかし、基礎は建物を支える重要な部分であり、地中に埋まっているため、一般的な内装解体とは方法が異なります。

基礎の状態や種類、周辺環境などを確認したうえで、適切な重機や工具を使用して解体することが大切です。また、解体時の騒音・振動への配慮や、発生したコンクリートなどの廃材を適切に処分する必要もあります。

この記事では、基礎を解体する主なケースから工事の流れ、解体時の注意点、業者選びのポイントまで分かりやすく紹介します。基礎解体を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

基礎解体とは?どのような工事が必要?

建物を建て替えたり、既存の建物を撤去したりする際は、建物本体だけでなく基礎部分の解体が必要になる場合があります。基礎は地中に埋まっている部分も多いため、建物の解体とは別に適切な方法で撤去しなければなりません。

ここでは、基礎解体の主なケースや工事方法、専門業者に依頼する理由について解説します。

基礎を解体する主なケース

基礎解体は、住宅の建て替えや建物の解体などで、既存の基礎を撤去する必要がある場合におこないます。特に、古い住宅を取り壊して新しい建物を建てる場合は、既存の基礎が新しい建物の設計に適さないことがあるので注意が必要です。

また、増築や大規模なリフォームによって建物の間取りや構造を変更するときにも、既存の基礎を一部解体するケースがあります。基礎を残したまま新しい工事を進めると、建物の強度や施工に影響する可能性があるため、事前に状態を確認することが重要です。

基礎の種類によって解体方法が異なる

住宅の基礎には、一般的に「布基礎」や「ベタ基礎」などがあります。布基礎は建物の壁などに沿って帯状に設けられ、ベタ基礎は建物の床下全体を鉄筋コンクリートで覆う構造です。

基礎の種類によってコンクリートの量や鉄筋の入り方などが異なるため、解体方法も変わります。小規模な部分解体では電動工具を使用し、大規模な工事では重機を使ってコンクリートを破砕するなど、状況に応じた方法が選ばれます。

基礎解体は専門業者への依頼が必要

基礎は建物を支える重要な構造部分であり、解体には安全面への配慮が欠かせません。特に、基礎の一部が地中に埋まっている場合は、周辺の地盤や配管などへの影響も確認する必要があります。

また、解体によって発生するコンクリートや鉄筋などの廃材は、適切に分別して処分しなければなりません。そのため、基礎の状態を調査したうえで、適切な工法を選択できる専門業者へ相談することが大切です。

基礎を解体する流れ

基礎解体は、いきなりコンクリートを壊すのではなく、事前の調査や周辺環境の確認をおこなってから進めます。基礎の種類や状態、敷地の広さなどによって具体的な方法は異なりますが、基本的な流れを把握しておくと工事を依頼する際にも役立つでしょう。

ここでは、基礎解体のおおまかな流れを3つの段階に分けて紹介します。

現地調査と解体方法の確認

まずは業者が現地を確認し、基礎の種類や大きさ、設置されている位置などを調査します。基礎が地中のどの程度まで埋まっているか、鉄筋がどのように入っているかなども確認し、周辺の建物や道路との距離も把握します。

調査結果をもとに、使用する重機や工具、解体する範囲などを決めます。水道管やガス管などの埋設物がある場合は、工事によって損傷させないように位置を確認することも重要です。

基礎を解体して撤去する

事前の準備が整ったら、実際に基礎の解体をおこないます。工事では、油圧ショベルなどの重機に装着したブレーカーや圧砕機などを使用して、コンクリートを破砕する方法が一般的です。

敷地が狭く重機を使用しにくい場合などは、電動工具を使って部分的に解体することもあります。解体時は騒音や振動、粉じんなどが発生するため、周辺環境にも配慮しながら作業を進めます。

廃材を処分して地面を整える

基礎を解体した後は、発生したコンクリートや鉄筋などを撤去します。廃材は種類ごとに分別し、関係するルールに沿って適切に処分することが必要です。

基礎の撤去が完了したら、地中にコンクリート片などが残っていないか確認し、必要に応じて掘削や整地をおこないます。その後、新しい建物を建てる場合は、次の基礎工事へ進められる状態に整えます。

基礎を解体するときの注意点

基礎解体では、コンクリートを破砕して撤去するだけでなく、周辺環境や地中の埋設物などにも注意する必要があります。解体方法を誤ると、周辺の建物や設備を傷つけたり、工事後の土地利用に影響したりする可能性があるでしょう。

ここでは、基礎を解体するときに確認しておきたい3つの注意点を紹介します。

地中に埋まった基礎や配管を確認する

基礎は地上から見える部分だけでなく、地中にもコンクリートが埋まっています。そのため、解体前に基礎の位置や深さなどを確認し、どの範囲まで撤去するのかを明確にしておくことが大切です。

また、基礎の周辺には水道管やガス管、電気設備などが埋設されている場合があります。重機や工具による作業で損傷させないよう、事前に位置を確認したうえで解体を進める必要があります。

周辺の建物や道路への影響に配慮する

基礎を解体すると、コンクリートを破砕する際の騒音や振動、粉じんなどが発生します。住宅が密集している場所や隣接する建物との距離が近い場合は、周囲への影響を考慮した施工が必要です。

また、重機を使用する場合は、敷地への搬入経路や作業スペースも確認しておきましょう。道路に面した場所では、通行人や車両の安全にも配慮し、必要に応じて適切な養生や安全対策をおこないます。

解体後の廃材を適切に処分する

基礎解体では、コンクリートや鉄筋などの廃材が発生します。これらを現場に放置したり、不適切な方法で処分したりすることはできません。

解体後は廃材を種類ごとに分別し、関係する法令やルールに従って適切に処理する必要があります。解体から廃材の撤去・処分まで対応できる業者に依頼すると、工事後の土地をスムーズに利用しやすくなります。

まとめ

基礎解体は、建物の建て替えやリフォームなどにともない、既存の基礎を撤去する工事です。基礎の種類や状態、周辺環境などを確認したうえで、適切な方法で解体する必要があります。また、地中の配管や周辺の建物への影響、騒音・振動、解体によって発生する廃材の処分などにも注意が必要です。

基礎解体をおこなう際は、現地調査から解体、廃材の撤去、整地まで対応できる専門業者に相談すると安心です。

株式会社嘉建興業は、住宅基礎工事をはじめとするコンクリート工事を手掛けています。経験豊富な職人による技術力と柔軟な対応力を強みとしているため、基礎工事に関する疑問や相談がある方は、ぜひ株式会社嘉建興業へお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社嘉建興業 編集部

埼玉県川口市を拠点に、住宅基礎・外構・舗装などコンクリート工事全般を手がける職人集団。現場で培った知識をわかりやすくお届けします。